カントン包茎の治療の重要性―新生児の場合

カントン包茎とは何か

包茎とは男性器の亀頭が川で包まれている状態のことで、真性と仮性、カントンの3種類あります。
生まれたときの男児はほとんどが皮に包まれていますが、成長するにしたがってこすれて自然に川が捲れてきて亀頭が見えるようになります。
しかし走り回ったり木登りをしたり、自転車に乗るなど戸外で遊ぶ機会が少ない現代の子どもたちは大人になっても包茎のままの人も増えてきています。
普段は普段は皮で包まれていても手や性的刺激でむける場合は仮性包茎といい、自分では剥けずずっと皮で包まれたままの場合は真性包茎といい、皮と亀頭の間で細菌が棲みついて繁殖し炎症が起こったり勃起や性的刺激で痛みが発生するなど健康面でも衛生面でも不具合まことが起こりやすいので、一種の病気とみなされて保険適用で治療をすることができます。
そしてカントン包茎は、仮性包茎と同じで自分で皮をむくことはできますが、包皮口が狭いのに無理に剥いた場合に先が圧迫されてうっ血をしてしまう状態のことを言います。
腫れて元に戻せなくなると亀頭や包皮が壊死する場合があるので早急な治療が必要になります。

新生児のカントン包茎は早急に治療を

新生児はほぼ100%包茎です。むしろ亀頭が皮でおおわれていない方が、先天的に性器の異常があると考えられます。
包茎の状態でおむつの中で排尿や排便をするので清潔を保つ必要がありますが、新生児のうちは包茎のままの状態で洗い流すだけで十分です。
しかし、新生児期から包皮を翻転させて包皮内を清潔にする方が良いとも言われています。
無理のない程度に包皮をめくって清潔なガーゼを使って包皮内面や亀頭部を陰茎の根元に向かって吹いていくという方法ですが、その後は必ず皮をもとに戻すことが必須です。
ところがもし皮をもとに戻さずにそのまま放置してしまったら、皮膚がどんどんむくんできてもとに戻せないだけでなく亀頭が圧迫されるカントン包茎の状態になってしまいます。
自宅で戻せなくなった場合はすぐに医療機関に連絡をして治療を依頼します。
カントウ包茎はすぐに治療をしない血液が亀頭にまで回らなくなり壊死が見られるようになれば、一生つらい思いを背負っていかなければいけなくなってしまいます。
治療としては手術が行われることもあるのです。

まとめ

生まれたての赤ちゃんはみな真性包茎ですが、おむつの赤でうんちやおしっこをするので大人よりも菌がつきやすい状況です。
そこで皮をむいて仲間できれいにするか、むかずにそのまま洗い流せばよいのか専門医の中でも賛否両論ですが、もし皮をむいて中まできれいにするなら絶対に皮をもとに戻しておく必要があります。
そのままにしていてもしカントン包茎になってしまったら、すぐに医師に見せて処置をしないとその赤ちゃんの将来にかかわるのです。

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